基幹システムのデータを利用して経営分析
基幹システムの主な機能は、受注、販売、請求、入金、勤怠のデータがそろっています。その蓄積データを利用して、ACCESSで経営分析用ツールをつくりました。
今回は、現場(客先)の売上を見える化し、経営陣の今後の指標を導くツールとして『現場売上ランキング表』をつくりました。
ACCESSで抽出集計しEXCELとの連携で現場(得意先)別の売上ランキング表を作ります
ACCESSとEXCELの連携で表をつくります
こちらは前記事『営業担当別売上表(目標達成率)』とは違った方法で EXCELとの連携をしていきます
- 現場(得意先)の合計売上金額の多い順に並んだ表
- 各現場の売上推移が見える
- 営業担当者も見える
『現場売上ランキング表』作成の手順を説明します
最新の売上データを基幹システムから抽出しテーブルにしたSYSDATA.accdbのデータテーブルを利用します
DATAテーブルには、日付、社員CD(オペレータ)、車両、現場コード、作業時間、売上金額があります。
現場別に月別に集計するためにクエリを作ります
現場別売上に必要な項目は、日付、現場、現場担当営業者、売上金額
月別に集計するために フィールドに「YD:Format([日付],”yyyy/mm”)を追加します
クエリを表示すると必要な項目が結合されているのがわかります
現場、営業担当を見出しとして 売上金額を月別に集計するクロス集計クエリを作成します
外部データ から エクスポートのExcelを選びます
データのエクスポート先を選択し 書式設定とレイアウトを保持したままデータをエクスポートする と エクスポートの完了後にエクスポート先のファイルを開く にチェックを入れて OK を押します
エクスポートしたらシンプルに項目とデータのみのEXCELができます。
これを加工していきます。
営業担当別売上表は先にEXCELの表を作成し、そのレイアウトを活かしたACCESSデータの活用でしたが、今回はエクスポートしたEXCELを加工して表を完成していく方法となります
現場売上ランキング表は、今後の市場分析として貴重な資料だね
ACCESSとEXCELの連携方法もいろいろです
毎月必要である程度フォームが決まっていたら
『営業担当別売上表』のような連携方法が効率的ですし
めったに作らないものやデータ数が増減するもの(現場数)にはこちらの『現場別売上ランキング表』のようなやり方がいいですね
自力でACCESSシステム作成をサポートします
ACCESSって おもしろいかも と思ってくださった方
いやまだ ACCESSって よくわからない という方
そして 自分でACCESSシステムがつくれるようになったらいいな という方々へ
自力でACCESSシステム作成をサポートします
ACCESSシステムを作って公開するにあたって
マニア建機リースの社員情報や車両情報などのデータがないと作ることはできません
しかし 実際のデータを使うことはできません
そこで そんなデータをランダムに作ってくれるツールがあります