基幹システムのデータを利用して車両に関する経営分析
基幹システムの主な機能は、受注、販売、請求、入金、勤怠のデータがそろっています。その蓄積データを利用して、ACCESSで経営分析用ツールをつくりました。
今回は、使用車両の稼働率や売上金額を見える化し、経営陣の今後の指標を導くツールとして『車両稼働率表』と『車両売上表』をつくりました。
ACCESSで抽出集計しEXCELとの連携で車両に関する表を2種類つくります
車両の稼働率表
- 車種、車両ごとに各月の稼働時間を集計する
- ひと月200時間を基本とし、稼働率を計算
- 全車両の稼働率の上位下位を相対的に見える化
- 車両の稼働率の推移を棒グラフで明示
車両の売上表
- どの車両がどれくらい売上ているか集計
- 全車両の売上金額の上位下位を相対的に見える化
- 車両の売上金額の推移を棒グラフで明示
『車両 稼働率表 売上表』作成の手順を説明します
基本データの作成
基本情報.accdbの M_車種 SYSDATA.accdbのDATA SYS車両を利用してクエリを作ります
DATAテーブルの、日付、車両、作業時間、売上金額
SYS車両から車種CD、車名
M_車種から車種名を選びます
月別に集計するために フィールドに「YD:Format([日付],”yyyy/mm”)を追加します。
クエリを表示すると必要な項目が結合されているのがわかります
車両 稼働率表の作成手順
基本クエリ(Q車両)をもとにクロス集計クエリで車両別、月ごとに作業時間を集計します
車種、車両を見出しとし、作業時間を月別に集計されます
車種ごとに集計や条件付き書式、棒グラフなど表を加工すれば完成
車両 売上表の作成手順
本クエリ(Q車両)をもとにクロス集計クエリで車両別、月ごとに売上金額を集計します
車種、車両を見出しとし、売上金額を月別に集計します
稼働率表と同様の手順でEXCELにして完成です
車両の分析はとても興味深い。今後の車両購入の目安として、大変貴重な資料だね。
いろんな視点からさまざまな集計ができるんやなぁ
自力でACCESSシステム作成をサポートします
ACCESSって おもしろいかも と思ってくださった方
いやまだ ACCESSって よくわからない という方
そして 自分でACCESSシステムがつくれるようになったらいいな という方々へ
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ACCESSシステムを作って公開するにあたって
マニア建機リースの社員情報や車両情報などのデータがないと作ることはできません
しかし 実際のデータを使うことはできません
そこで そんなデータをランダムに作ってくれるツールがあります